よくあるお問合せ集

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基礎知識(設備)

レンジファンの種類と静圧(空気を送り出す力)について教えて下さい。

レンジファンは大きく2種類に分けられます。
空気を羽根で切るようにして押し出す「軸流式(プロペラファン)」と、スプーン状の羽根で空気を押し出す「遠心式(シロッコファン、ターボファン)」があります。

《 レンジファンの種類と特徴 》
軸流ファン 遠心ファン
プロペラファン シロッコファン ターボファン
プロペラファン シロッコファン ターボファン
性能 空気を羽根で切るようにして押し出す(軸流式)方式です。風量は多いのですが、静圧(空気を送り出す力)が低いため、ダクトなどの抵抗があると極度に風量が減少します。 スプーン状の羽根で空気を押し出す(遠心式)方式です。風量はやや少ないですが、静圧(空気を送り出す力)が最も高く、外風の強い場所などに使用します。 幅の広い羽根が後ろ向きに付いています。外風やダクトなどの抵抗にやや強く、直接排気または短いダクトに適応できます。また、排気位置に融通性があり、リフォームに適しています。
設置場所 屋外に直接排気できる戸建住宅などに適しています。簡易構造なので、お掃除も簡単です。 中高層住宅や高層住宅など、風の強い場所や、ダクト(排気管)の長い場所に多用されています。 戸建住宅の2階や中高層住宅など、風の力が強い場所や、ダクト(排気管)のある場所に適しています。
《 静圧について 》
静圧とは 空気を吐き出すときに、ダクトや装置に抵抗が発生しますが、「静圧」とは、この抵抗を押しのけて風を送る力のことを言います。
換気扇の場合、静圧は狭いところ(ダクトなど)に空気を通すときに生じます。
特徴 狭いところで空気を運ぶと静圧が生じる特徴があり、広いところから広いところに空気を運んでも静圧は生じません。
圧力が発生する理由
体積1立方メートルの空気を直径15cmのダクトを通して運ぶ場合を例にして、以下の図を用いて説明します。体積1立方メートルの空気を直径15cmのダクトを通して運ぶ場合
空気を押しつぶさないと通りません 空気を押しつぶさないと通りません。
圧力 押しつぶされた空気はもとにもどろうとするので、圧力が生じます。
この「空気を押す力」「ダクトにかかる力」のことを静圧と言います。
静圧の強弱関係
より強い力がいる場合 ① より強い力がいる場合
ダクトの直径が狭くなればなる程、またはダクトが長くなればなる程、強い圧力が必要となります。
あまり力がいらない場合 ② あまり力がいらない場合
ダクトの直径が広くて大きい、またはダクトが短く風量が少なければあまり圧力はいりません。
③ 風量が多い場合風量が多い場合
同じダクトでも風量が多いとより強い力が必要であり、ダクトにかかる圧力も大きくなります。
レンジフードのファン性能
P(静圧)−Q(風量) 曲線 レンジフードのファン性能は、P(静圧)−Q(風量)特性として「P−Q曲線(静圧風量曲線)」で示されます。
P−Q曲線(静圧風量曲線)は、ファン種類(プロペラ、シロッコ、ターボ)により異なり、メーカーカタログなどにより確認できます。
右図の赤い矢印は、風量の切替え(強弱の運転)ができるタイプで、静圧(ダクトやフードによる抵抗)が150Paで強運転の場合に、400立方メートル/hの風量が得られることを示しています。
グラフ曲線で囲まれた面積が大きい程、換気能力が高いことになります。