代表的なキッチンインテリア
の種類
代表的なキッチンインテリアは主に以下4つのカテゴリ、9種類に分けられます。
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ナチュラル
スタイルナチュラル
コンフォート北欧風
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モダン
スタイルスタイリッシュ
モダンミニマル
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和風
スタイル和モダン
古民家風
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カフェ風
スタイルラスティック
アメリカン
ヴィンテージインダスト
リアル
また、実際にナスラックで施工した事例や、スタイル別にキッチンやリビングなどのインテリア事例も紹介します。
ナチュラル
スタイル
ナチュラル
コンフォート
ナチュラルコンフォートとは、白やナチュラル色といった落ち着きのある色を基本に、優しい木目柄やコットン・麻などの肌触りの良い自然素材を使用したキッチンインテリアのことを言います。装飾的なデザインではなく、「機能的でいつまでも使えるシンプルなデザイン」と「自然素材が生み出すやわらかで温もりのある空間」が特徴です。
このスタイルのキッチンにするときは、以下のキーワードを意識してインテリアを考えてみて下さい。
ナチュラルコンフォートの
キッチンテーマ(キーワード)
- 明るめの木目柄
- 白・ナチュラルカラー・アースカラー
- 自然素材
- 丸みを帯びた形状
※ナチュラルカラー:ベージュなど明るく優しいカラー
※アースカラー:ブラウンやグリーンなど自然物や植物をイメージするカラー
キッチンとインテリアの
組み合わせ例
白を基調とした空間にナチュラル色の床材や木家具が使われた暖かみを感じる空間。
このお部屋のように、室内に使われる建築材(床・柱・梁など)とあとから購入された家具などの木目柄や色味を意識的に合わせることで、キッチンからリビングまで、まとまりのある空間となります。
ソファ生地もベースカラーを白としているので、多色使いが抑えられたやわらかで広がりのある空間になっています。
ナチュラルコンフォートのキッチンに合うインテリアイメージ
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差し色のソファもアースカラーを使えば落ち着きのある雰囲気に。
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見せる収納には白・ナチュラル・アースカラーといったカラーリングを意識して。木製のかごは温もりとナチュラル感の演出効果が大。
ナチュラル スタイル 北欧風
北欧風とは、フィンランドやスウェーデン、デンマークといった北欧由来のキッチンインテリアのことを言います。優しい木の質感と、白を基調に明るい色が使われているのが特徴です。肌触りの良い素材や豊かな曲線美、窓の景色すらもインテリアの一部として扱うデザインは、北欧風ならではと言えるでしょう。自然の温もりを感じる空間は日本人の家や自然に対する考え方と似ているので、日本でも人気のインテリアです。
このスタイルのキッチンにするときは、以下のキーワードを意識してインテリアを考えてみて下さい。
北欧風のキッチンテーマ
(キーワード)
- 白壁
- 白木
- 肌・手触りの良い
天然素材 - 曲線デザイン
- 明るくキレイな差し色
- 自然(植物)
キッチンとインテリアの
組み合わせ例
白いキッチンを白壁に馴染ませ、ただただ真っ白の空間に、床材と家具の木目カラーというシンプルなカラーで構成されたキッチン。
屋外の自然を窓で切り取って、まるで絵画のようにインテリアとして取り込むテクニックは、自然と共存する北欧の人々の得意技です。
屋外のグリーンと室内の木目が相まって心地良いやすらぎの空間となっています。
北欧風のキッチンに合う
インテリアイメージ
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白基調の空間に木目柄をアクセントに取り入れて北欧風に。
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ブラウンと自然をベースに、白とブルーを効果的に差し込んで。
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白+白木+グリーン(植物)は北欧風の王道。
モダン
スタイル
スタイリッシュ
モダン
スタイリッシュモダンとは、装飾性をできるだけ取り除いたシンプルなデザインで構成されたキッチンインテリアのことを指します。直線的な家具デザインや、金属・石・ガラス・革・無垢材など「多種多様な異素材を組み合わせたマテリアルミックスな空間」が特徴です。使われている色も、白やグレーの無彩色を基調とし、ニュートラルカラー(淡いグレーやベージュ)といった色味を抑えたものがベースになっています。
このスタイルのキッチンにするときは、以下のテーマやキーワードを意識してインテリアを考えてみて下さい。
スタイリッシュモダンの
キッチンテーマ(キーワード)
- 無彩色空間
- 白・黒・灰(無彩色)
- 金属・石・ガラス・革
- 直線デザイン
キッチンとインテリアの
組み合わせ例
全体的にウォームグレーをベースカラーにまとめられた無彩色の空間。
直線的にデザインされたキッチンカラーには、風や波といった自然をイメージさせる優しい印象の抽象柄「グレー色」を選び、無彩色なこの空間にうまく馴染ませています。
クールな色使いはスタイリッシュな印象をあたえ、アクセントには端正な木目柄を使用することでモダンな印象を与えています。
スタイリッシュモダンのキッチンに合うインテリアイメージ
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グレー1色で、濃淡にまとめたカラーコーディネイト。シンプルデザインでスタイリッシュモダンに。
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ダークトーンと直線デザインの家具はスタイリッシュの代名詞。
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白色の素朴な陶器に、ガラスやステンレスをアクセントに使い、マテリアルミックスでスタイリッシュに。
モダン スタイル ミニマル
ミニマル(Minimal)とは、言葉の通り、装飾を最小限に抑えたキッチンインテリアを指します。インテリアの素材感を最小限に抑え、ニュートラルカラーで室内を統一しつつ、壁一面の収納でシンプルな空間を作り出し、ムダや野暮ったさを削ぎ落としているのが特徴です。「無機質さを楽しむシンプルな暮らしぶりが垣間見えるインテリアスタイル」となっています。
このスタイルのキッチンにするときは、以下のテーマやキーワードを意識してインテリアを考えてみて下さい。
ミニマルなキッチンの
テーマ(キーワード)
- 色の統一性
- 線の細さ
- 無機質素材
- シンプルデザイン
- ニュートラルカラー
※ニュートラルカラー:無彩色(白・黒・灰)や彩度のかなり低いベージュやアイボリーなどのこと
キッチンとインテリアの
組み合わせ例
生活感の垣間見えるキッチンを壁で間仕切り、居室から視線に入らないよう工夫されたLDK空間。
線の細いスタイリッシュな家具とルイスポールセンの「ph5ペンダントライト」が主役のインテリアは、一見デザイン性があるようで、実は機能性を追及したムダのないシンプルデザインがポイントのインテリアアイテムです。
シンプルで美しい空間づくりがとてもミニマリズムを感じさせます。
ミニマルキッチンに合う
インテリアイメージ
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圧迫感のない空間づくりは壁面いっぱいの収納がおすすめ。
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線の細いスタイリッシュな家具は、ミニマルの雰囲気にピッタリ。
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こだわりのアイテムは機能だけでなく洗練されたデザインを。
和風 スタイル 和モダン
和モダンとは、「モダンテイストの現代建築の中に、日本建築で受け継がれた素材と色を取り込んだキッチンインテリア」です。自然を取り入れたアースカラーと日本の伝統色(あずき色・くり色など)はとても相性が良く、現代の建築スタイルと合わせやすくなっています。使用する木材には明るく優しい空間となる白木や、落ち着きのある空間となる煤で燻されたような黒い木材がまとまりやすくおすすめです。
また、このスタイルのキッチンにするときは、以下のテーマやキーワードを意識してインテリアを考えてみて下さい。
和モダンなキッチンの
テーマ(キーワード)
- 木目柄
- 直線的な建築デザイン
- 石材・和紙・陶器
- 工芸品
- アースカラー・
日本伝統色・和色
キッチンとインテリアの
組み合わせ例
現代建築に畳を持ち込んだ現代和室。現代のスタイリッシュさの中に色味や曲線デザインでやわらかさを感じる寛ぎの空間が和モダンのキッチンとよく合います。
部屋の入り口はバリアフリーに。また、畳まわりのフローリングの高さを合わせ、畳とフローリングとの段差もなくしております。
畳がなければ、今時の洋風建築のお部屋となるのですが、畳という大きな和のアイテムが「和風」を十分に醸し出すので、家具や小物は現代デザインの物を置くことで「モダン」が加わった、スタイリッシュな和室空間となります。
和モダンのキッチンに合う
インテリアイメージ
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白木の明るい空間にダーク色の木家具で重厚感をプラス。
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白木の優しい雰囲気と座椅子の縦格子デザインはスマートでモダンな空間に。
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骨董風の素朴な花器に茜や朱色の小花というさり気ない演出は効果大。
和風 スタイル 古民家風
古民家風とは、「木材を中心とした昔ながらの日本家屋の中に、現代技術が詰まったキッチンを融合させたノスタルジックなスタイル」になります。
キッチンには、古民家の景観と合わせやすいアースカラーや日本の伝統色が採用されることが多いのが特徴です。実際の古民家をリノベーションする場合や新たに新築される場合にも取り入れられるインテリアとなっています。伝統的な日本家屋の様式と古い木材の質感に癒され、「日本人であることと、古き良き文化を楽しめる空間」と言えるでしょう。
このスタイルのキッチンにするときは、以下のテーマやキーワードを意識してインテリアを考えてみて下さい。
古民家風キッチンの
テーマ(キーワード)
- 塗壁(漆喰)
- 日本伝統色・和色
- 梁・黒木・古木
- 堅牢さ
- リメイク家具
キッチンとインテリアの
組み合わせ例
家の歴史を大切に受け継ぎながら新たなモノを受け入れた、新旧が融合された空間。
「The古民家」と言わんばかりの立派な梁と日本建築で受け継がれた真壁仕上げの建物に、現代デザインのシステムキッチンが置かれ、なんともノスタルジックな印象です。
昔ながらの建築材とキッチンのステンレスが不思議な心地良さを醸し出しています。
古民家風のキッチンに合う
インテリアイメージ
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古民家にヨーロッパ(風)家具の組み合わせは昔ながらの心地良さ。
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趣のある家具があれば、洋室も一変して古民家風に。
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ノスタルジックな家具と古民家風キッチンの相性は抜群。
カフェ風
スタイル
ラスティック
(田舎風)
ラスティックとは、田舎っぽさを感じる素朴で飾らない雰囲気で、居心地の良さを感じさせてくるデザインのことを言います。粗く削られ使い古されたような木材や、素材の良さをそのまま感じられる材料といった「自然が本来持っている美しさを活かした温かみのある空間」が特徴です。
このスタイルのキッチンにするときは、以下のテーマやキーワードを意識してインテリアを考えてみて下さい。
ラスティック(田舎風)
キッチンのテーマ(キーワード)
- 素朴さ
- 布製品のポイント使い
- 古材・木の質感
- カーブ・丸みデザイン
- 白基調・黒アクセント
キッチンとインテリアの
組み合わせ例
白い框風の扉と黒いアイアン風ハンドルが優しいカントリー調のキッチン空間。
吊戸棚に使われているデザインガラスも田舎風にあしらわれていて、細部にわたって拘りが詰まっています。この細かな拘りが近代的な印象を与えてしまう機器類を上手に払拭してくれているように思います。
テラコッタ(焼いた土)風の床タイルの温もりも加わって、実家に戻ったような懐かしさや落ち着く雰囲気に仕上がっています。
ラスティック(田舎風)のキッチンに合うインテリアイメージ
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どこか懐かしい印象はトーンを落とした多色使いと1970~80年代を思わせる家具。
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ラスティックなキッチンは木の温もりを感じるお家と相性抜群。
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使い古された家具やリメイク家具も素朴な雰囲気に良くマッチします。
カフェ風
スタイル
アメリカンヴィンテージ/
インダストリアル
(工業的なデザイン)
アメリカンヴィンテージとは、「ユーズド感のある木材や鉄(アイアン)、重厚感のある革やプラスティック家具を使ってコーディネイトされたヴィンテージスタイル」を指します。カッコ良さとレトロな雰囲気が合わさった独特な雰囲気を味わえるのが特徴です。アメリカンヴィンテージにはいくつか種類があり、工場や倉庫の雰囲気を残した「ブルックリン風」、インテリアに植物やブルーを多く取り入れた「西海岸風」などに分けられます。
また、インダストリアル(工業的なデザイン)とは、「工場のように、配管やダクト、コンクリートなどの建築資材をあえてむき出しにしたヴィンテージスタイル」のことを指します。機能性を意識したシンプルなデザインのインダストリアル家具がよく使われています。ブルックリン風と似ていますが、「家具にはアメリカの物だけでなく日本やヨーロッパの物も使える」のが特徴です。
これらのスタイルを作り出すときは、以下のテーマやキーワードを意識してインテリアを考えてみて下さい。
アメリカンヴィンテージ/
インダストリアル
(工業的なデザイン)な
キッチンのテーマ(キーワード)
- 配管・ダクト・
コンクリート - ブラック・
ブラウン(飴色)レザー - タイル・レンガ
- ヴィンテージ・
プラスティック家具
キッチンとインテリアの
組み合わせ例
黒いアイランド型キッチンとダイニングチェアの色合いが統一され、引き締まったLDK空間となっております。
様々な色柄の木材が組み合わされていますが、バランスの良い空間となっているのは、ユーズド感のある濃淡の効いた床材が効果的に作用しています。
全体に乱雑な印象を与えつつもその加減が心地良く、勾配天井で広がりのある部屋に遊び心と自由で開放的な雰囲気を作っています。
アメリカンヴィンテージ/インダストリアルの
キッチンに合う
インテリアイメージ
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壁は白、床はタイルで仕上げた、レトロな雰囲気を持ったアメリカンヴィンテージスタイル。
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白基調の空間に黒系のキッチンを組み合わせた「インダストリアル」の雰囲気を持ったキッチン。
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ブリキ缶は散らばりやすい小物入れやゴミ箱としても大活躍。
